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【R-18G】白饅頭は人類絶滅の夢を見る の感想

自殺したはずなのにゲーム的な世界にいつの間にかいて
姿はモンスターで言葉は通じず殺される所からスタートする。
300話を超える長編で完結済み。序盤から中盤くらいは特に
物理的なグロさがあるので注意。人間牧場みたいなのが
割とガッツリ描かれる。また、間のとり方が特徴的で
表情を一レス一レス変えて心情を表したりで合わない人には
とても冗長に見えるだろう。

自分が殺されても生き返る不死の存在であり死体から
眷属を作り出す能力を持っていることに気付く。
生み出した眷属も人間達に殺され激しく憎悪を抱くように
なってから人類絶滅を目指すようになる。この辺は……
というか全話を通して大体鬱々していて気が滅入るのだけど
怖いものみたさ的な続きが気になる話で、つい読んでしまう。
惹き込まれると言うか魅入られると言うか。キャラはとても良いと思う。
読ませるダークファンタジー的な印象を初期は持った。

主人公には一切戦闘力がないので便利な道具を開発しようとしたり
レベル1の人間のみ通用する洗脳用の眷属を作って諜報活動をさせたり
試行錯誤も面白い要素だった。GMがいてあまりに有利すぎるとナーフ
したりゲーム的な表示も相まって作られた世界という感じがとても強い。
ある意味最初からファンタジーと言うよりSFである伏線だったのかもしれない。

長編だけあってこういう自分の勢力を作って戦わせるゲームにありがちな
強くなりすぎて敵がいなくなるという事態が発生するのだけど
対抗勢力側をしっかり描き、かつ滅ぼす手段は手を抜かないので
群像劇的な面白さはある。長いので登場するキャラの数も多く、しかも
同じ顔(AA)のキャラが複数出てきたりするのは少々混乱した。
また主人公は初期こそ自分の境遇を嘆き苦悩し苦しむ姿がよく描かれ
負の感情を爆発させているが、モララー宗主国を建国し王になり王様が
板についてくると段々感情そのものを顕にしなくなってくる。
大人になったように見えるが淡々とエグい事を実行する様は不気味の一言。
吹っ切れて悟ってしまう程の経験をしてきたのは理解できるが
やはり主人公には最後まで悩み抜いて欲しかった。
よしんばそうなるとしてもそれを最終回くらいに持ってきて欲しかった。

また話を飽きさせないためか急展開というか突飛な展開が何度かある。
GMが降臨したとか旧日本を統一したと思ったら新しい世界が見つかったとか
実は本当にこの世界は仮想世界でしたとか、予想出来ない展開は
ドキッと驚かされるし面白いと思ってしまう。台無しにはならない塩梅なのも良い。

同作者の過去作品であるクロノトリガーのように全部黒幕の
手のひらの上でした、なのでお世辞にもハッピーエンドとは
言い難い終わり方でこの作者らしい終わり方だったとも言える。
しかし黒幕と思わせてのちゃぶ台返しが何回かあったのは
良くも悪くも先を予想させるのが困難で悪くはなかった。

先が読めない展開をするという点では本当に驚かされた作品でした。

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逆襲のオーク



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