じじまごRPGmini の話
- 2023/03/18
- 06:00
- RPG

老剣士と魔法を使える少女が
とある依頼をこなす短編RPG。
フリーソフト。
ゲームボーイ時代を思い起こさせる
古風な見た目をしており
BGMもそれっぽい。
キャラはドット絵で会話中や戦闘中など
常によく動いてくれて可愛いし面白い。
戦闘も簡単で複雑さはなく
ちょっとイイ話な短編ファンタジーを
1時間ちょっとくらいで楽しめる。
ふりーむ!のページはこちら。
・ストーリー

猫探しの依頼にうんざりしていたマルナは
老剣士のジャンズと共に
千年樹の水というアイテムを探しに行く。
・マップの移動について

アイコンがある場所にいくと
回復アイテムや装備が見つかる。
敵とはランダムエンカウントで
休憩中に襲ってくることも。
・戦闘について

コマンドは通常攻撃、スキル、アイテム使用の3つ。
スキルはSPやCPを使用しての強力な攻撃が可能。
よく動いてくれるので眺めるのが楽しい。
CP5消費するスキルはカットインもあり派手。
勝利すれば経験値が入り
経験値が貯まればレベルアップ。
相手が強敵ならばステータスポイントと呼ばれる
自由にステータスに割り振れるポイントも貰える。
この強敵の意味はボスモンスターとかではなく
単に現在のレベルと照らし合わせて
一定以上かどうかだと思われる。
レベルが上昇していく程
敵から入手できる経験値は減っていく。
最終的には0になる。
戦闘に敗北しても即座にリスタート可能。
レベルの上昇は恐らく
経験値が100貯まる事に起こる。
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攻略 以下ネタバレ注意
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・聖域への入り口

このマークのある場所には装備があり
ここではハードレザーが手に入る。
アイテム入手のポイントでは
全て固有の会話があるので
マンネリにならない。
出現する敵はオオカミが素早いくらいで
通常攻撃でも十分に倒せる。
EVマークの場所では敵がおり
エッグラプターが登場。

試しにスキルで攻撃してみたところ
一撃で倒せてしまった。
次のマップでもランダムエンカウントするが
通常攻撃だとそこそこ硬いので
マルナの火魔法が効いているのだろうか。
・魔女の通り跡

ルートが見えない場所があったり
何かヒントっぽいものがあったりする。
商人のカンパリというキャラは
回復アイテムや装備を売っている。
少々高いが防具は欲しいかもしれない。
出現する敵はエッグラプター、
移ろう者、マンドラゴラ。
移ろう者は物理攻撃が効きにくい感で
通常攻撃ではダメージが少ししか入らない。
マルナのスキル攻撃が頼りになる。
EVマスでは戦闘は無く
入り口で会った冒険者的なシェイクと
再び遭遇しての会話イベントのみ。
・混沌なる秩序の道
ここで手に入る虹の指輪は
マルナの魔法力を大きく高めてくれる。
前のマップで装備を買ったばかりなので
損した気分になるが、まあコレクションとして……。
雪ウサギ、ベニタケモドキが敵として登場。
ベニタケモドキは若干打たれ強いと感じるが
特に問題無く倒せる。
EVマスではやはり戦闘は無く
商人なペンギンのカンパリとの
会話イベントのみ。
・光無き森の海
このマップから急激に敵が強くなる。
ハードティラノやドラゴンといった敵は
全体攻撃もしてくるし単体攻撃も痛い。
なのでスキルを使って
一気に倒す方向が良いかもしれない。

このマップでシフトキーかCキーを押すと
休憩にならず音が出る。
これを3回すると隠し通路が見つかる。
以降はちゃんと休憩は出来る。

その先で剣のマークに触れると
所謂隠しボスである救世の残滓と対決。
かなり強く、一撃でHPの半分以上を持っていかれるし
全体攻撃も行ってくる。
なので守ったら負ける……攻めろ!戦法が有効。
銀眼を装備して相手が通常攻撃して来ればラッキー。
ジャンズの反撃技で無効化かつダメージを与えられる。
見事倒すとガウディモルダスク、
プラチナの指輪を入手。
それぞれのキャラの最強武器である。
一応他のマップにもジャンズの武器である
森羅の剣があるので
救世の残滓と戦う前に拾っておけば良かった。
・千年樹

千年樹に辿り着き、目的の水を入手寸前で
カンパリが自分の物にしようと
割り込んできて戦闘に。
被ダメージ30程度で大した相手ではないが
これは前哨戦で連続しての戦闘になる。

精霊鬼:拒絶との戦い。
精霊鬼に関してはプロローグで
人を襲う精霊の上位種と説明があるので
そういう存在なのだろう。
全体攻撃で55ダメージ程くらうが
マルナの氷魔法で防御を上げると
15まで軽減できるので
そうしながら適度に回復したり
攻撃していけば勝機は十分にある。
やったか!?と思っても
まだ最後にイベント戦闘的なのがある。

ターン開始時常にCP満タン、被ダメージ0のイベント戦闘。
まだCP5消費技を見ていないなら
この機会に見ておくと良いだろう。
勝利でエンディング。

おまけに進むとマップ踏破率やアイテム回収、
クリアタイムが表示される。
作者の後書きやキャラのラフ画や設定など
おまけらしい要素が揃えられている。
・総括
総プレイ時間1時間半。
短編RPGとして中々面白かったと思う。
レベル上げは全く苦にならない程サクサクで
アイテムを拾う事に会話があるのも楽しい。
ポンポンする選択肢とか癖になりそうだし
短いながらキャラの魅力が詰め込まれていた。
ストーリー面の感想。
祝福の子とかマルナの過去とか精霊鬼とかは
いまいちよくわからなかったので
恐らく前作関係の話なのかな?
それはそれとして頑張るマルナと
飄々とした老人のジャンズの2人旅は
とてもほのぼのして面白かった。
休憩中の仕草とか可愛らしかったし
アイテム拾った時の会話も良い。
シェイク、カンパリに関しても
役割は明確で分かりやすいので
短編としてはキッチリしていたと思う。
システム面の感想。
特に不便さは無く、戦闘に敗北しても
即座にリスタートなど便利だったと思う。
マップ移動もZキーでダッシュ出来たり
強ければ戦闘を即座に終わらせるSmash!!など
プレイ中快適に使えた。
レベル差があるほど入手経験値が変わるので
1戦闘事にレベルがサクサク上がっていくのも爽快。
装備は数種類だけなので
不便さは無かったものの
装備変更時のステータスの差は出来れば欲しかった。
戦闘面の感想。
これは体力にポイントを振ってなかったせいも
あるかもしれないが、敵の一撃はかなり痛いので
出来る限り相手に攻撃させず速攻で倒すのが正解だろうか。
ジャンズは通常攻撃のカウンタースキルがあるので
銀眼でそれを見抜いて決めるのは戦術的で好きだが
後はマルナの氷魔法で防御上げるくらいなので
レベルを上げて優位を作るのが結局は安定する。
そこは少々残念にも感じたが
シンプルでバンバン倒していけるのも
それはそれで好きではある。
移ろう者のような物理攻撃?に強い敵がいて
属性による相性があるのかどうかは気になった。
弱点をついてるのかどうかが分かりにくい。
カットイン演出は派手で好き。
攻撃時にキャラが動いたりの演出はあるが
動きは非常に素早く、戦闘のテンポは良い。
ただ個人的には速すぎて目で追うのが辛く
じっくり動きを見たかった気持ちも多少ある。
可愛いドット絵がぴょこぴょこ動くのや
レトロ風なBGMで、色々と楽しめた作品でした。

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