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流行り神PORTABLE 警視庁怪異事件ファイル の話






警視庁の警部補として主に都市伝説や噂話を対象にした事件を追っていくホラーアドベンチャー。
大きな特徴としてあくまで科学的に事件を捉えていくか、オカルト要素を加味して
推理していくかでシナリオが多少違ってきたりする。

警察官として事件に関わり捜査を行っていく、というシステムが
物語への没入感をとんでもなく増してくれる。

やはりホラーゲームだけあって科学的に考えて行ったとしても
不可解さが出たりオカルトとしか思えない事が起きたりするので、
あくまでそういう進め方もできるという一要素であると考えたほうが良いだろう。

ただ、両方の捉え方をすることでより事件を深く知ることが出来る。
片方の情報だけでは事件の全貌が見えてこないことも。
なので結局両方のルートを行うのがゲームの楽しみ方となる。

PSP版ではオーディオドラマが6話収録されている。

またこちらの不安を煽ってくるBGMも素晴らしい。



・進行中の話を整理するセルフ・クエスチョン
途中何度か今起きていることを整理するパートが入る。
選択肢を選んでいき考えを纏め結論を出す。
科学的に捜査するかオカルト方面で行くかはここで決まる。



・事件を纏める推理ロジック
事件の最終的な結論。
評価に優は無く可か否。登場人物や事件、関係を視覚化出来て分かりやすい。
手に入れたワードではどうしても完璧な正解にたどり着けなかったりする事もあるので
その場合評価Sを貰うためには何度かやり直す必要がある。



・カリッジ・ポイント
勇気ポイント。勇気がいりそうな選択肢では
これを消費することで選択が可能になる。
いたずらに消費すると選択したいのに出来ないという事も。



・第0話 チェーンメール
チュートリアル回。短め。ふざけた選択肢が多く
それを選ぶと即バッドエンドに。

怪しいのが行方をくらましてどうしようかという時に
諦めて帰ろうという選択がある上にカリッジを消費する。
確かに勇気がいるけども!

二重人格はまあそんなところだろうなという感じだが
メイクさんの事情は後から分かるとゾーッとする。



・第1話 コックリさん
時系列としては0話より前。主人公があの部署に
配属される前の出来事が描かれる。

女生徒連続自殺事件の謎を追う。死体の血液が何故か少ない。
2年前の事件と関係性が見えてきたり怖いがピースが当て嵌っていくのが面白い。

オチ含めて科学的な考えとオカルトが丁度よく入り混じっているのも良い。
一体どっちなのか?とワクワクさせてくれる。



・第2話 鬼
子供の誘拐事件。しかし被害者の母親は妙に落ち着いている。
噂では鬼が子供を連れ去ったとか。鬼は女で、子供を食べてしまうらしい。
鬼について一般的なイメージから昔のものまで詳しく解説される。

別の子供が連れ去られる瞬間を見ており、目が赤く光り鬼のようだったと証言。
やや不思議な面があるものの、脅迫状が届いたり普通の怨恨絡みの事件のようだが……。

実際動機や犯行に関しては現実的な物で納得出来るものである。
赤い目はガーネットの反射かと思わせて本当に鬼になるオカルトさは良かった。
ただホラーと言うよりは物悲しさと胸糞の悪くなる話だった。

話そのものはよく出来ているが、チェーンメールやコックリさんと来て
古来からの大物である鬼というのも浮いている気がする。
ゲームの根本的な題材である人々の伝承には確かに当て嵌っているのだが。



・最終話 名前のない駅
今までで最も多い4人による探索。幽霊電車、大量の墓、
悪魔の実験とオカルトが目白押しの話となっている。
それらは霊を操作する実験に繋がっており、恐怖体験をする事に。

かなり短いが1番ドキッとさせられた。
幽霊に追い回されるのは怖いね。特にオカルト捜査ではノック1回なら
イエス、2回ならノーで対話しないといけないのでもうハラハラしたよ。

最終話であるが〇〇編と名を打ち話に登場していた別のキャラでの
オカルト体験が始まる。このおまけシナリオ的な物は人見編からは
データベースの取得率がそれぞれ50%、75%、86%で開放される。



・霧崎編 さとるくん
霧崎水明がオカルトに傾倒する原因になった中学生時代の話。
公衆電話にかけるとさとるくんが自分の未来を教えてくれるというが
聞いた子は何も教えてくれず、殺害される。果たして何が有ったのか。

正体不明の視線を感じたり死体が出歩いたりは一応の説明が入るが、
さとるくんの問題は何も解決されておらず怪談っぽい話になっている。



・人見編 カシマレイコ
カシマレイコという名前を聞くと3日以内に夢の中に現れ
右足いるか?という問いにいると答えないと足をもがれるという怪談。
病室にいる少年との会話で聞いてしまい、それ以後不可解な現象が
身の回りで起こり始める。

人見が頑なにオカルトを認めない理由とはまた別の事件で
そっちも気になるのだがそちらは明かされない。

結局カシマレイコの件は人為的な物で……しかし説明の付かない所も。
お化け屋敷に本当のお化けが混じっていたような気分に。

恐らく超能力薬の実験体となっていた少年は院長先生と一緒に
行方知らずとなり、然程怖さは無くもやもやしたものが残るシナリオ。



・ゆうか編 神隠し
高校の七不思議の1つ、ホルマリン漬けの女生徒を見に行くことに。
40年前には神隠しがあり、話を持ってきた先輩はそれを根拠にしていた。
4人の女生徒に寄る夜の学校探索は中々雰囲気が有って良い。

密閉された部屋から出てきた黒猫、旧家同士の過去と因縁、
誰も居ないはずなのに暖かい宿直室、消える死体に謎の天狗と
何処ぞの殺人事件ファイルにでも出てきそうな筋書き。

人為的な事件であると確信できる部分とオカルトが組み合わさっている。
夜の学校探索はやや怖いがゾッとするような怖さは無かった。

攻略は簡単だが死亡する選択肢が非常に多い。
よりよく知るためにはあえて選択しなければならない。



・退魔師 犬童蘭子
データベース登録86%が必要。これは実質この話以外の
全てを埋めろという事なので非常に大変で苦労する。

1話のコックリさんの裏でこの人が動いていたという裏話。
選択肢は無い一本道で短く、退魔師という事で完全にオカルトな話。

過去に何か有ったようでこの世の魑魅魍魎を全て倒してみせる!
犬童蘭子の戦いはこれからだ!で終わる。



・物語の癒やしかつ相棒の小暮巡査部長
クマのような出で立ちと顔つきながら27歳。各武道の有段者でもあるが、
とても怖がりなギャップが可愛い。基本的には彼と一緒に捜査を行う。



・主人公を手助けしてくれる謎の組織
最後の話を読むとデータベースに登録される。どうやらオカルト事件の裏では
この組織が動いているようで、SCP財団のようなものと思ったら良いかもしれない。
正直な所こういうのは若干冷めてしまうのであまり好きではない。



・総括
科学とオカルトの両方から考察できるシナリオがとても面白い。
科学的に説明が付く部分と付かない部分が存在し、どういうことなのかと
考えさせられるし恐怖感を煽ってくれる。

おまけシナリオを見るためにはデータベースを埋める必要があり
同じシナリオを何度かやり直し未選択の選択肢を選んでいく必要があるのがやや苦痛。
あっここでバッドエンドになるんだとか意外だったり新しい発見があるのは面白いけど作業感が。




























小説 真 流行り神 〜ファイル0 常闇のマリア〜


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