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死骸漁り  棺桶男の仕事 の感想

スカベンジャー二次創作。完結済み。
R-18は付いていないが流血表現や巨大ゴキブリなど
グロい要素があるので注意。台詞回しからキャラクター、
雰囲気までとにかくハードボイルドな作品。ヒロインはSAOのアルゴ。

主人公は巨大な棺桶を担ぎ行方不明者の救出から死体の
持ち帰りを仕事としている。大変ストイックな性格で欲がなく
仕事一筋である。過去のトラウマから仲間を作ることもせず
常に一人だ。腕前はプロフェッショナル。しかし常識外の
化物には一歩及ばないというところか。いつも通りの仕事中に
おかあさあああんと叫びながら疾走する2mくらいの
ゴキブリと戦闘する羽目になり命からがら生き延びた事から
巨大な陰謀と物語は大きく動き始める。

敵側の元ネタにマルドゥック・ヴェロシティのキャラが多く
カトル・カールはそのまま出てくる。人間の形を僅かに保った
異形の怪物達。AAだからインパクトは減ってるとは言え
中々にビジュアルがキツイ連中だ。スカベンジャーは
ポストアポカリプスで超科学的な要素もあるのだが
科学と人間の悪意の結晶としか思えない。

序盤は主人公を中心として主人公の生き方やトラウマ、
周りの人達の解説や紹介的に進んでいく。台詞や行動が
一々渋いのに惹かれる。凄く固くて人を寄せ付けないようで
ジョークを言うくらいのセンスはある。中盤以降から
他作品の主人公が出張り始める。戦友の死体を利用した
再利用兵士という狂気の産物を安らかにするためだ。
我らが主人公の影は若干薄くなるが、これは後々の
話に大きく影響してくるので今思えば大変良かった。

事態は一つの都市を巻き込んだ大きな騒動へと発展していく。
暗躍する怪物、背後に見える企業、政治を視野に入れたトラップ。
極めて頭の良い狂人が綿密に嵌め殺そうとしてくる。
様々な思惑が飛び交うので混沌としすぎている感じがある。
面白いのだが分かりづらい。しかし最終決戦に赴く所だけは
文句なしに最高だった。

愛しい人を亡くすことになった無人兵器による大蹂躙。
それがまたこの都市で繰り返されようとしているのに
黙って見ていられるわけがない。自分が行かなくても
今この都市には英雄と呼ばれるような人達がいる。
しかし陽動を相手にしているせいで気付いてるのは主人公だけ。
例え自分が向かわなくてもいずれその人達が鎮圧するだろうが
被害を抑えられるのは、今この時だけは自分だけというのを
理由に初めて笑顔を見せる。泣きじゃくるヒロインを見るのは
とても辛いがとても熱くてハードボイルドで最高の展開だった。

主人公の犠牲により規模に反して奇跡的な被害の少なさで幕を閉じる。
一般的に知られるのは英雄達の働きによるものであり
事件の背後に主人公の犠牲があることは一部の人間が知るのみである。
自らを無価値と思い最後まで人助けに献身した男の物語でした。

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EVE burst error



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