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転送先は死刑台 の感想

軽いノリのコメディと油断していると
ビックリするくらい重かったりグロかったりする
描写が入る落差が激しい作品。完結済み。
転移先がタイトル通り死刑台で死刑が執行される
直前であり、床がパカっと開いた拍子に首を
括っていた姫様の足を掴んでしまい首と胴体が分離。
血を浴びながら落ちていくというとんでもないスタートから始まる。

咄嗟とは言え姫様を殺したことに悩む主人公。姫様の
幻覚が見える。ここでまた驚愕な展開で幻覚じゃなかった。
主人公の着ていたローブが殺した相手の魂を取り込むものだったのだ。
意思疎通に成功した主人公と姫様。主人公は元の世界に戻るため
姫様は生き返るためにお互い協力する、というのが物語の大筋である。

姫様は元気で明るいし主人公も前向きなのだが
世界観や姫様が何故死刑にされなければならなかったのかなどの
種明かし的な要素はとても暗い。真っ黒である。主人公以外の
メインキャラクターはほぼ間違いなく何かしら暗い物を持っている。
それが一見異様な行動に見えるのだが実は……といった感じのノリで
何気ない描写だったのが伏線で解き明かされていくのは痛快だった。

土下座すると超強力な防護結界、グリコのポーズで高速移動など
コメディ全開の部分は素直に笑えてしまう。勇者が女装オナニーして
いたのを姫様に問い詰められる様子などは爆笑してしまった。
こういう軽いノリも含んでいるからこそ最後まで読めたんだと思う。

現代知識を活用する場面も有る。署名活動からこの世界の人間
では無いとバレそうになったりケーキ店をおもてなしの精神で
盛り上げるとか。展開を進めるためなのでグダったりはしていない。

国ごとに使える魔法がはっきりしているのは中々面白かった。
また恋愛観だけ見ても多夫多妻や一夫一妻の違いがあったり
それぞれに特色が出ていて、かつ単なるフレーバーな設定では
終わらず、物語に重要な要素として登場している。

続きが気になるというか読みたく成る構成で一気に読んでしまった。
ハッピーエンドだったのは実に幸い。重いノリが挟まれるので
まさかバッドないしビターエンドの予感をほんの少しだけしていたの
だけど、杞憂だった。それぞれの思惑が重なり合い誤解は解かれ
無事終息。世界観、キャラクター、ストーリーのどれも見事な作品でした。

削除されたようです。























永遠のアセリア



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