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帝國召喚 の感想

大日本帝国が異世界に召喚されたらという架空戦記。エター。
旧版と新版があり両者の展開は真逆とも言えるほど違った。
全体的にこれと言った主観となる主人公のような存在がおらず
その場その場で戦場や交渉の場にスポットライトが当てられる。

旧版は日本軍TUEEEEEとも言うべき展開が終始繰り広げられる。
ゼロ戦がワイバーンを撃ち落としチハは戦竜を吹き飛ばし歩兵は
銃で薙ぎ払う。異世界軍は為す術もなくやられてカルチャーショックを
受けるよくある光景ではあるが、それもあくまで異世界でも然程
大国ではない相手に対しての話であり、ここからが本番だという流れ。
転移直後の混乱期を最初に描くのではなく戦争状態から話が始まるので
そこを読みたかった読者としては実に入り込みやすい作りだった。

一方的では有るが諸々の事情も抱えている。一方的な戦果を上げなければ
舐められる。多少の損害も許されない。消耗戦になれば不利になると
理解している。なので例えば戦闘機でも10:1の戦果を目指して開発したのに
6:1で駄目だされたりする。新開発せねばとある意味日本軍らしい心意気。

異世界側も対日本を想定して大国が動き始めたり技術を掠め取ろうと
教科書や技術者の拉致などあの手この手で試行錯誤してるのが分かる。
少しの損害も許容できない日本軍が大いに焦るので蹂躙してるようで
薄氷を踏むような勝利でもあるのが面白いと思う。日本は追いかけられる
側で見せ方に寄って緊張感を持たせることは可能なんだなと感じた。
特に寂しい懐事情を述べながらやってくれると説得力がある。

世界観を補強する外伝小説が数多くありそれらも中々面白い。
恐らく本編が進まなくなったのは固めすぎたせいな気もするが。
残念なことにそれら外伝も長編はエターばかりである。

一方新版は打って変わって異世界が日本を圧倒する。
ワイバーンに機銃がまるで通用せず落とされる一方で日本側が数頼みの
戦法を取ることに成っている。陸もあまり変わらない。旧版以上に
新開発の重要性が増していて恐らくそれで反撃を開始するのだろうが
そうなる前にエターしてしまった。話の内容も全く変わっているので
旧版と新版はほぼ別物と考えて良いだろう。変わっていないのは
ダークエルフ関連くらいか。

これはこれで面白いと言うかどう反撃するかが実に楽しみだったので
そうなる前に続きが来なくなってしまったのはとても残念でならない。
せめて反撃開始してからエターしてほしかった。

旧版と新版それぞれ面白い架空戦記であり技術差や台詞などで
互いが四苦八苦しているのが想像でき、戦争に緊張感を持たせた
興奮できる作品でした。





















萌しむ ベルリンは萌えているか!?



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