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死の世界へと旅立った、囚人たちを捕まえろ の感想

危険な外から守るため大きな壁で囲われた
ディストピア的管理社会の都市で管理官の3チームが
外に逃げた囚人たちを捕まえに行くというお話。完結済み。
シリアスが多いが合間にギャグっぽいのも挟まれる。
要は3チームの競い合いであり手柄の奪い合いである。
チームはそれぞれ特色があり世界観も良かった。

法定寿命とかある今の管理社会を否定し理想を追い求めるめぐみんチーム。
今いる仲間達で仲良く暮らせて行ければそれで良い岡部倫太郎チーム。
ビジネスライクで自分の欲を優先する事に徹した間桐慎二チーム。
色がはっきりと分かれておりキャラの差を理解しやすいし
各チーム問題を抱えているのでその描写でキャラが掘り下げられている。

例えばめぐみんチームは真実理想を貫こうとしてるのはめぐみんくらいで
鼻っから信用してないのび太や汚い手段を厭わないLと言った曲者ぞろいで
よくもまあチームとしての体裁を保てるなという惨状だ。物語の開始時点でかなりガタガタ
なのに加え能力だけは他を圧倒する超一流が揃っているため、恐らく任務の
途中で何か起こるだろうなと予想していたが想像以上に酷いことになってしまった。
というか無事なのが1人もいないので実質完全消滅することに成った。

反対に最もマシだったのは岡部チームか。途中岡部が迷走することに成ったが
それも乗り越え唯一勝ち抜いたチームと成った。被害は無かった訳ではないが。
他のチームと比べ仲間同士の信頼を強く築き上げているチームなせいか
この作品の主人公的な立ち位置にいるように見えた。

間桐チームはどいつも我が強いキャラが揃っているものの信頼関係は
こちらもしっかり築いておりリーダーの間桐慎二が良いキャラをしていた。
悪役には囚人がはっきりとその役割を持たせられており、このチームは
出し抜いて利益を得ようとするものの不快なほど非情な手段を取ることは無かった。

追われる立場の囚人も中々良かったと思うが天才科学者であり都市崩壊を
目論むムスカ以外の印象は薄い。出番のせい故仕方のないことだろう。
濃いキャラが多いせいで相対的に霞んでしまっているのもある。特にメインの
キャラクターは出自から考えや目的まで明確にされていくのでそれが無いと
どうしても薄く見えてしまう。

ムスカとの対峙以外でも管理都市の腐りっぷりは所々で描写されていくが
そういう世界観だけに色々考えてしまうのが面白い。ムスカ達に正義はないが
しかしこのままでも良いものだろうかとやはり悩んでしまうし、キャラもやはり
悩んでいる描写が出てくる。物語としてはその辺特に解決されることもなく
終わってしまうのだがそこまでやると長くなりそうだしこれで良かったと思う。

キャラクターとディストピア的世界観が面白い作品でした。

まとめへのリンクはこちら。



















強制SEX都市 ~子作りマッチングメーカー編~



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